中退した

中退した

敷かれたレールの上を上手く歩けなかった

思えばこれまでの人生

ずっと脱輪ギリギリの

綱渡りの人生だった

何度もレールから脱輪しかけたけれども

無理をして踏みとどまるということを

何度も何度も何度も繰り返した

脱輪した先は真っ暗だと思っていたから

まあその選択をとってしまうこと自体は間違いではない

大筋から外れるということは

つい最近の人類史まではご法度で

集団から外れること

即ちそれは死を意味していた

それ故に、大筋から逸れることに恐怖を覚えることは

なんらおかしい事ではない

むしろそこに恐怖を覚えない方が少数派なはずだ

私は

一般的な生き方というものに適応ができずに

大筋から大きく逸れるという選択をとった

そもそも

適応できるかどうかなんて

生まれたときに決まっていることだと思う

とにもかくにも

その現実は変わらないし

それが私の本質と向き合って正直になった結果なのだから

現在の自分の選択としては最適解だったわけだ

大事なのは

自分の下した選択が正しかったかどうかを逡巡することではなく

自分の下した選択を信じて、その選択の先をよりよくするためにどうするかを模索することだ

自分の選んだ道にはレールは敷かれていないので

自分でレールを敷く必要があるが

それも含めて人生の醍醐味だと思えばいい

今まで色々と我慢してきたが

それももう必要ない

むしろ我慢することは自分の選んだ人生の足かせになる

突っ走るしかなくなったのだ

それが自分の選んだ人生だ

怖い

不安だ

ならば

不安をかき消すくらい動き回ればいい

コメント

タイトルとURLをコピーしました